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緑の並木に覆われたプネの街路。オートリキシャが行き交う
Vol. 01 — Maharashtra Issue2026年7月号
PUNE FIELD GUIDE · MAHARASHTRA ·P

A Glimpse of

PUNEプネ、街の眺め

デカン高原・インドムンバイから3時間半史跡・食・祭り 全47スポット

Oxford of the East

プネという街

宰相の都は、いま学生とエンジニアの街

ムンバイから列車でわずか3時間半。デカン高原の上に開けたプネは、17世紀に英雄シヴァージーが少年期を過ごし、18世紀にはマラーター同盟の宰相「ペーシュワー」が亜大陸の政治を動かした古都である。焼け残った城門の前をいま、大学へ急ぐ学生と、ITパークへ向かうエンジニアのバイクが走り抜けていく。1821年創設のデカン・カレッジ以来「東のオックスフォード」と呼ばれ、老舗イラニカフェには教授と学生の議論が、旧市街のバザールには真鍮と絹の照りが、変わらず息づいている。歴史と若さが同居する、インドでいちばん「ちょうどいい」大都市——それがプネだ。

「焼け残った城門の前を、大学へ急ぐ学生とITパークへ向かうバイクが走り抜けていく。」

— 本誌編集部・巻頭言より

— PUNE IN NUMBERS —

約450万

市域人口

都市圏は約740万(2025年推計)

560m

デカン高原の標高

朝晩は涼しく過ごしやすい

3時間半

ムンバイから列車で

特急列車の目安

1821年

教育都市の起点

デカン・カレッジ創設。「東のオックスフォード」

全国1位

住みやすさ指数

経済白書Ease of Living Index(2025-26年版)

Contents

今号の特集

5つの切り口でプネを読む。気になる見開きから、図鑑の該当ページへ飛べます。

特集「ペーシュワーの都を歩く」の写真特集 01

The Peshwa Capital

ペーシュワーの都を歩く

18世紀、インド亜大陸の政治の中心だった街。焼け残った城門と木彫の邸宅が、マラーターの栄華を静かに語る。

史跡・寺院 · 7件収録
特集「暮らしの美と、祈りの時間」の写真特集 02

Museums & Stillness

暮らしの美と、祈りの時間

ランプ、扉、楽器——日用の道具に宿る美。ガンディー幽閉の宮殿から瞑想の竹林まで、静けさを巡る。

文化・体験 · 5件収録
特集「プネの美味しいもの」の写真特集 03

Misal & Irani Cafés

プネの美味しいもの

ワダパウ、ミサル、イラニカフェ、甘めの味付けから激辛まで。学生街の胃袋は忙しい。

グルメ · 19件収録
特集「真鍮とサリーの迷宮」の写真特集 04

Into the Bazaars

真鍮とサリーの迷宮

トゥルシーバーグの路地に山積みの真鍮器、ラクシュミー・ロードの絹サリー。旧市街の買い物は宝探しに近い。

バザール · 12件収録
特集「雨季のサヒヤードリへ」のイメージ(AI生成)イメージ特集 05

The Sahyadris

雨季のサヒヤードリへ

モンスーンの山城は雲の中。湖は満ち、丘は苔色に染まる。デカン高原の街から、緑の山へ小さな遠征を。

自然・郊外 · 4件収録

The Encyclopedia

プネ図鑑

史跡からバザールまで全47スポット。絞り込んで、気になる場所をしおりへ。

47 spots found

シャニワール・ワーダー(Shaniwar Wada)の写真Editor's Pick
Heritage · 史跡・寺院

シャニワール・ワーダー

Shaniwar Wada

1732年築、ペーシュワー(マラーター同盟宰相)の宮殿城塞。1828年の大火で殿舎を失った今も、鉄の棘を打った巨大な城門と庭園が旧市街に威容を残す。夜は音と光のショーが上演される。

エリア
旧市街(Shaniwar Peth)
料金
外国人 約₹250〜300
時間
9:30〜17:00頃
所要
1〜1.5時間

夜のライトアップと音と光のショー(19:15頃〜)も一見の価値あり。

ラール・マハル(Lal Mahal)の写真
Heritage · 史跡・寺院

ラール・マハル

Lal Mahal

英雄シヴァージーが少年期を過ごした「赤い宮殿」の再建。1663年、ムガル武将シャーイスタ・ハーンを夜襲した伝説の舞台で、壁画が若き王の生涯を物語る。

エリア
旧市街(シャニワール・ワーダー東隣)
料金
無料〜₹5程度
時間
9:00〜18:00目安
所要
30分

シャニワール・ワーダーとセットで。

ヴィシュラームバーグ・ワーダー(Vishrambaug Wada)のイメージ(AI生成)イメージ
Heritage · 史跡・寺院

ヴィシュラームバーグ・ワーダー

Vishrambaug Wada

1811年、最後のペーシュワーが建てた3階建ての邸宅。糸杉型に彫られたチーク材の柱と張り出しバルコニーが、マラーター木造建築の粋を今に伝える。

エリア
Sadashiv Peth(Bajirao Road沿い)
料金
無料〜₹20程度
時間
10:00〜17:00目安
所要
30分

トゥルシーバーグ、ケルカール博物館と徒歩圏。旧市街散策の起点に。

ダグドゥシェス・ガネーシュ寺院(Dagdusheth Halwai Ganpati)のイメージ(AI生成)イメージ
Heritage · 史跡・寺院

ダグドゥシェス・ガネーシュ寺院

Dagdusheth Halwai Ganpati

1893年、菓子商が亡き息子の供養に建立したガネーシャ寺院。約8kgの金で飾られた神像はプネで最も篤い信仰を集める。夕刻のアールティ(礼拝)は荘厳のひとこと。

エリア
Budhwar Peth(旧市街)
料金
無料
時間
5:30〜23:00
所要
30分〜1時間

8月末〜9月のガネーシュ祭は熱気の頂点。ただし大混雑を覚悟。

パタレシュワル石窟寺院(Pataleshwar Cave Temple)の写真
Heritage · 史跡・寺院

パタレシュワル石窟寺院

Pataleshwar Cave Temple

8世紀、一枚岩の玄武岩を掘り抜いたシヴァ神の石窟。都心の喧騒のすぐ下に、エローラに通じる様式の列柱と円形のナンディー堂が沈黙している。今も参拝が続く「生きた寺院」。

エリア
JM Road(Shivajinagar)
料金
無料
時間
8:30〜17:30目安
所要
30分〜1時間

靴を脱ぐエリアあり。昼下がりの木陰は市内随一の涼しさ。

パールヴァティー・ヒル(Parvati Hill)の写真
Heritage · 史跡・寺院

パールヴァティー・ヒル

Parvati Hill

103段の石段を登ると、1740年代にペーシュワーが建てた寺院群と、プネ市街を一望するパノラマが待つ。夕暮れ、街に灯りがともる時間が最も美しい。

エリア
Parvati(Swargate近く)
料金
無料(博物館は少額)
時間
5:00〜20:00目安
所要
1〜1.5時間

朝は地元の人のウォーキングコース。日中の炎天は避けたい。

カスバ・ガナパティ寺院(Kasba Ganapati Temple)の写真
Heritage · 史跡・寺院

カスバ・ガナパティ寺院

Kasba Ganapati Temple

プネ最古のガネーシャ寺院で、市の守護神(グラームデーヴァター)として篤い信仰を集める。1600年代、シヴァージー・マハラージの母ジジャバイが建てたと伝わる。華やかさはないが、地元の人々の祈りが静かに満ちる、心温まる場所。新たな門出に祈りを捧げる寺としても知られる。

エリア
Kasba Peth(旧市街)
料金
無料
時間
朝〜夜(目安)
所要
30分

ガネーシャ祭では市内の練り歩きの先頭を務める、街の中心的存在。

アガ・カーン宮殿(Aga Khan Palace)のイメージ(AI生成)Editor's Pickイメージ
Culture · 文化・体験

アガ・カーン宮殿

Aga Khan Palace

1892年築、イタリア風アーチの優美な宮殿。1942年「インドを立ち去れ」運動の際にガンディー夫妻が幽閉され、妻カストゥルバはここで生涯を閉じた。緑の庭園に慰霊碑が立つ。

エリア
Nagar Road(市中心から約7km)
料金
外国人 約₹250〜300
時間
9:00〜17:30目安
所要
1〜1.5時間

ガンディーの遺品展示は撮影ルールを現地確認。

ラジャ・ディンカール・ケルカール博物館(Raja Dinkar Kelkar Museum)の写真
Culture · 文化・体験

ラジャ・ディンカール・ケルカール博物館

Raja Dinkar Kelkar Museum

収集家ケルカール博士が生涯をかけて集めた、インドの暮らしの道具2万点超。ランプ、木彫の扉、楽器、檳榔子カッター——日用品に宿る美をこれほど濃密に見られる場所は他にない。

エリア
Bajirao Road(Shukrawar Peth)
料金
外国人 約₹200〜400
時間
9:30〜17:30目安・祝日休
所要
1〜2時間

ムスタニー・マハルの再現室は必見。

OSHO国際メディテーション・リゾート(OSHO International Meditation Resort)のイメージ(AI生成)イメージ
Culture · 文化・体験

OSHO国際メディテーション・リゾート

OSHO International Meditation Resort

思想家OSHOが遺した世界的な瞑想リゾート。竹林と黒大理石の建築のなか、ダイナミック瞑想などのプログラムに「参加」する場所。見学施設ではないが、隣接のOsho Teerth公園は無料で歩ける。

エリア
Koregaon Park
料金
登録₹100+1日パス 外国人₹2,050
時間
受付 9:00〜15:30
所要
半日〜1日

パスポート+ビザ原本必須。場内は栗色ローブ着用(購入・レンタル可)。

プネ・岡山友好庭園(Pune-Okayama Friendship Garden)の写真
Culture · 文化・体験

プネ・岡山友好庭園

Pune-Okayama Friendship Garden

岡山・後楽園をモデルに造られた、アジア最大級と紹介される日本庭園。石灯籠と太鼓橋、池泉回遊の景色は、姉妹都市プネと岡山の友情の証。日本人ならどこか懐かしく、少し不思議な体験。

エリア
Sinhagad Road(Dattawadi)
料金
₹5前後
時間
6:00〜10:30/16:00〜20:00・月曜休
所要
1時間

二部制の開園時間に注意。夕方の部が過ごしやすい。

シンデ・チャトリ(Shinde Chhatri)のイメージ(AI生成)イメージ
Culture · 文化・体験

シンデ・チャトリ

Shinde Chhatri

マラーターの名将マハーダージー・シンデを祀る記念廟。アングロ・ラージャスターン様式の彫刻とステンドグラスが美しい、観光客の少ない隠れた名所。

エリア
Wanowrie(プネ駅から約6km)
料金
外国人 ₹25〜200(要現地確認)
時間
6:00〜21:00目安
所要
30分〜1時間

朝の光が彫刻を最も立体的に見せる。

ベデカル・ミサル(Bedekar Tea Stall)の写真Editor's Pick
Gourmet · グルメ

ベデカル・ミサル

Bedekar Tea Stall

1923年頃から続くミサル・パウの聖地。モスビーンズの辛カレーに揚げスナックを山と載せ、パンで受け止めるプネの看板料理を、行列の先で。バターミルクが救いになる。

エリア
Narayan Peth(旧市街)
料金
₹100〜200
時間
昼過ぎ売切れ注意
所要
30分+行列

辛さは本気。ターク(バターミルク)を先に確保すべし。

街角のワダ・パウ(Vada Pav Stalls)のイメージ(AI生成)イメージ
Gourmet · グルメ

街角のワダ・パウ

Vada Pav Stalls

スパイス香るポテトフリッターをパンに挟む「インドのハンバーガー」。屋台で₹15〜30、チャイと合わせて小腹の定番。揚げたてに緑チャツネをたっぷりが正解。

エリア
市内各所の屋台
料金
₹15〜30
時間
朝〜夜
所要
15分

行列ができている屋台=回転が速く揚げたて率が高い。

チタレ・バンドゥ(Chitale Bandhu Mithaiwale)のイメージ(AI生成)イメージ
Gourmet · グルメ

チタレ・バンドゥ

Chitale Bandhu Mithaiwale

1950年創業、甘辛スパイスを渦巻きに巻き込んだ揚げ菓子バカルワディの代名詞。1日約6トンを製造するプネ土産の王様。ミルク菓子や乳製品も名高い。

エリア
Deccan本店ほか市内多数
料金
箱 ₹100前後〜
時間
店舗による(昼休憩ありの店も)
所要
20分

バカルワディは軽くて日持ちする最強の土産。

スジャータ・マスタニー(Sujata Mastani)のイメージ(AI生成)イメージ
Gourmet · グルメ

スジャータ・マスタニー

Sujata Mastani

濃厚ミルクシェイクにアイスクリームを沈めたプネ発祥のデザート「マスタニー」の本家(1967年創業)。名は伝説の舞姫に由来。マンゴー・マスタニーが不動の一番人気。

エリア
Sadashiv Peth本店ほか
料金
₹75〜100
時間
昼〜夜
所要
20分

食後ではなく「おやつの主役」として行くのが正しい。

ヴァイシャリ(Vaishali)の写真
Gourmet · グルメ

ヴァイシャリ

Vaishali

1951年創業、FCロードの南インド軽食の殿堂。マイソール・マサラ・ドーサとSPDP(セヴポテトダヒプリ)、フィルターコーヒーを求めて、学生も教授も朝から行列を作る。

エリア
FC Road
料金
₹150〜300
時間
朝〜夜
所要
45分

朝のドーサ+フィルターコーヒーが黄金コンビ。

カフェ・グッドラック(Cafe Goodluck)の写真
Gourmet · グルメ

カフェ・グッドラック

Cafe Goodluck

1935年創業のイラニ(イラン系)カフェ。大理石のテーブルでブン・マスカ(バターたっぷりの丸パン)を千切り、甘いチャイに浸す——プネの朝の正装。キーマ・パウも看板。

エリア
Deccan Gymkhana
料金
₹150〜300
時間
朝〜夜
所要
45分

ブン・マスカはチャイに浸してこそ完成する。

カヤニ・ベーカリー(Kayani Bakery)の写真
Gourmet · グルメ

カヤニ・ベーカリー

Kayani Bakery

1955年創業のパールシー系ベーカリー。バターの香りが崩れるシューズベリー・ビスケットとマワ・ケーキは名物。午後に売り切れる日も珍しくない。

エリア
Camp(East Street)
料金
₹200〜500
時間
午前推奨・現金のみ
所要
15分

支払いは現金のみ。小額紙幣を用意して午前中に。

パーシュ(Paashh)の写真
Gourmet · グルメ

パーシュ

Paashh

カルヤニナガルの一軒家に、サステナブルな服や雑貨のショップとオーガニック・カフェが同居する複合スペース。地元農家の有機食材を使い、季節で替わるメニューはシェフ監修。器や内装まで統一された空間で、落ち着いておしゃれな食事を楽しめる。

エリア
Kalyani Nagar
料金
₹500〜1,000目安
時間
日中〜夜(店休は要確認)
所要
1〜2時間

食事のあとは併設スタジオで、リネンやコットンの服・手仕事の雑貨めぐりを。

ドゥルヴァンクル・ダイニング・ホール(Durvankur Dining Hall)の写真
Gourmet · グルメ

ドゥルヴァンクル・ダイニング・ホール

Durvankur Dining Hall

マラーティー・ターリーの名店として地元で愛されるダイニングホール。バクリやアムティ、季節の野菜のサブジが銘々の皿に並び、家庭の食卓の延長のようなおかわり文化を体験できる。

エリア
Sadashiv Peth(Tilak Road周辺)
料金
ターリー ₹300前後
時間
昼・夜の2部制目安
所要
1時間

「マハーラーシュトラの食卓」章の家庭料理を一度に味わうならここ。

カタキール・ミサル(Katakirrr Misal)の写真
Gourmet · グルメ

カタキール・ミサル

Katakirrr Misal

ミサル一本で勝負するチェーン店。辛さの段階を選べるので、本気の辛さに構える前の腕試しにもいい。

エリア
Narayan Peth ほか市内数店
料金
₹100〜200
時間
朝〜夜
所要
30分

ミサル好きを名乗るなら、ベデカルとの食べ比べを。

ウィー・イドゥリワーラー(We Idliwale)の写真
Gourmet · グルメ

ウィー・イドゥリワーラー

We Idliwale

2019年にバネールの小さなイドゥリ店として開業し、いまは市内数店に広がった南インド料理店。名物のイドゥリやドーサに加え、ケララ・パロタや肉のカレー、ビリヤニまで揃う。店舗ごとにメニューの幅が異なるのも楽しい。

エリア
バネール/ヴィマンナガル/NIBMロードなど市内数店
料金
₹150〜400
時間
店舗による
所要
45分

イドゥリ発祥の一皿から、パロタや肉料理まで。訪れる店舗で品揃えが変わる。

ドラブジー・アンド・サンズ(Dorabjee and Sons)の写真
Gourmet · グルメ

ドラブジー・アンド・サンズ

Dorabjee and Sons

1878年創業と伝わる、キャンプ地区のパルシー(ゾロアスター教徒)料理の老舗。豆と肉を煮込むダンサックなど、イラニカフェとも違うもうひとつのペルシア系食文化に出会える。

エリア
Camp
料金
₹300〜600
時間
昼〜夜
所要
1時間

カヤニ・ベーカリーと同じキャンプ地区。食後の散歩とセットで。

プーナ・ゲストハウス(Poona Guest House)の写真
Gourmet · グルメ

プーナ・ゲストハウス

Poona Guest House

90年以上プネの食文化を受け継ぐ老舗。数種のターリーに加え、プネリ・ミサルや蒸しモダックまで、代々伝わる家庭の味が揃う。かつてビームセン・ジョシーら名音楽家が舞台に立った、文化の拠り所でもある。

エリア
Sadashiv Peth
料金
ターリー ₹300前後
時間
月曜休(音楽会・催事日)
所要
1時間

プネ料理の“基準”を知る一軒。月曜は文化イベントで休業。

ニュー・プーナ・ボーディングハウス(New Poona Boarding House)の写真
Gourmet · グルメ

ニュー・プーナ・ボーディングハウス

New Poona Boarding House

1925年創業、プネ最古とされるマラーティー食堂(ボージャナーラヤ)。学生に滋味ある食事を、という志で始まった。マサラ・バート、ワラン、詰め茄子のバルリ・ワンギに、締めはシュリカンド。おかわり自由のターリーは今も行列必至。

エリア
Sadashiv Peth
料金
ターリー ₹230前後
時間
昼・夜の2部制目安
所要
1時間

昼どきは30〜40分待ちも。プネ最古の食堂の風格を。

アーシャ・ダイニング・ホール(Asha Dining Hall)の写真
Gourmet · グルメ

アーシャ・ダイニング・ホール

Asha Dining Hall

1947年創業、デカン・ジムカーナの家庭的な菜食ターリー食堂。甘酸っぱいアムティ、豆のウサル、コシンビル(サラダ)。手頃で温かいもてなしが地元に愛されている。

エリア
Apte Road(Deccan Gymkhana)
料金
ターリー ₹200前後
時間
昼〜14:30頃
所要
45分

アーユルヴェーダ章の起点・ホテルシュレーヤスに近いアパートの中にある。

バドシャヒ・ロッジング&ボーディング(Badshahi Lodging & Boarding)の写真
Gourmet · グルメ

バドシャヒ・ロッジング&ボーディング

Badshahi Lodging & Boarding

70年以上つづく、プネらしさそのものの食堂。石タイルの床に古い木の椅子と天井扇——昔ながらの佇まいで、おかわり自由のターリーを供する。ご飯、プルカ、乾・汁のサブジ、アムティにバターミルク付き。値段はその日のおかずで変わる。

エリア
Tilak Road(Sadashiv Peth)
料金
ターリー ₹100前後
時間
11:45〜15:00/20:00〜22:00
所要
1時間

入口でクーポンを受け取り、名前が呼ばれるのを待つ方式。

ホテル・シュレーヤス(Shreyas)の写真
Gourmet · グルメ

ホテル・シュレーヤス

Shreyas

1966年創業、デカン・ジムカーナの名店。12種を超える品が並ぶ菜食ターリーはすべておかわり自由。ターリーピットやソルカディ、数種のファルサルまで、マハーラーシュトラの家庭料理を一皿で味わい尽くせる。

エリア
Apte Road(Deccan Gymkhana)
料金
ターリー ₹270〜
時間
昼〜夜
所要
1時間

アーユルヴェーダ章の距離の起点「ホテルシュレーヤス」はこの店。

ガッティ・チャットニー(Gatti Chutney)の写真
Gourmet · グルメ

ガッティ・チャットニー

Gatti Chutney

立ち食いスタイル「ダルシニ」で、本場バンガロール流のイドゥリ・ドーサを気軽に。自然発酵の生地で焼きたてを、パームリーフの皿でさっと一枚。学生街の朝や小腹にちょうどいい、南インドのファストフード。

エリア
コレガオン・パーク/ムクンドナガル
料金
₹60〜150
時間
朝〜夜
所要
20分

席は最小限。立ったままさっと食べるのが流儀。

ギンコー・プネ(Ginkgo Pune)の写真
Gourmet · グルメ

ギンコー・プネ

Ginkgo Pune

2021年開業、コートルッド地区の本格和食店。かつおぶし・昆布・海苔を日本から直接仕入れ、11時間炊き出す豚骨スープの熊本とんこつラーメンや唐揚げ、寿司まで提供する。日本政府認定の「日本食普及の親善大使」でもある。

エリア
Kothrud(Warje Malwadi Rd)
料金
2名で₹1,000前後〜
時間
12:30〜16:00/18:30〜22:00
所要
1〜1.5時間

プネで恋しくなった和食欲を満たすなら。ラーメンと唐揚げが看板メニュー。

トゥルシーバーグ(Tulshibaug)の写真Editor's Pick
Bazaar · バザール

トゥルシーバーグ

Tulshibaug

旧市街の迷路のようなバザール。真鍮やステンレスの台所用品、礼拝具、アクセサリーが路地いっぱいに積み上がる。中心にはラーム寺院。土産探しはここが本丸。

エリア
旧市街(Budhwar Peth隣接)
料金
小物 ₹50〜
時間
日中〜夜(店による)
所要
1〜2時間

真鍮のオイルランプや小皿は軽くて絵になる土産。値段交渉は笑顔で。

ラクシュミー・ロード(Laxmi Road)の写真
Bazaar · バザール

ラクシュミー・ロード

Laxmi Road

プネ最大の伝統的買い物通り。マハーラーシュトラ伝統の絹織パイタニー・サリーの名店と金銀宝飾店が連なる。眺めるだけでも布の博物館のよう。

エリア
旧市街
料金
サリー ₹1,000〜数万
時間
10:00〜21:00頃
所要
1時間

平日午前(10〜14時)が比較的空いていて歩きやすい。

FCロード(FC Road)のイメージ(AI生成)イメージ
Bazaar · バザール

FCロード

FC Road

ファーガソン・カレッジ前に延びる学生街ストリート。古着、靴、アクセサリー、サングラスが手頃な値段で並び、老舗カフェ休憩と組み合わせるのが定番コース。

エリア
Deccan/Shivajinagar
料金
古着・小物 ₹100〜
時間
昼〜夜
所要
1時間

Vaishaliのドーサ休憩を挟むのが「東のオックスフォード」流。

MGロード(キャンプ地区)(MG Road, Camp)のイメージ(AI生成)イメージ
Bazaar · バザール

MGロード(キャンプ地区)

MG Road, Camp

英軍駐屯地に由来するコスモポリタンな商業地区。ブランド店と老舗ベーカリーが混在し、夕方の散歩と買い物にちょうどいい。カヤニ・ベーカリーもこの界隈。

エリア
Camp
料金
店による
時間
夕方が心地よい
所要
1〜2時間

旧市街とは別の顔。英領時代の街路樹と建築を眺めながら歩きたい。

フェニックス・マーケットシティ(Phoenix Market City)の写真
Bazaar · バザール

フェニックス・マーケットシティ

Phoenix Market City

プネ最大級のショッピングモールのひとつ、ヴィマン・ナガル地区に建つ。ZARA・H&M・FabIndiaなどのアパレルから、アーユルヴェーダコスメのForest EssentialsやKAMA、映画館、フードコートまで何でも揃う。

エリア
Viman Nagar
料金
店による
時間
11:00〜22:00頃
所要
2〜3時間

暑い日でも快適。日本のモール感覚で過ごせる。

アマノラ・モール(Amanora Mall)の写真
Bazaar · バザール

アマノラ・モール

Amanora Mall

ハダプサル地区の大規模モール(アマノラ・タウンセンター)。美しい中庭や子供の遊び場もあり、ブランド店が多くゆっくり買い物を楽しめる。

エリア
Hadapsar
料金
店による
時間
11:00〜22:00頃
所要
2〜3時間

中庭が居心地よい。家族連れにも。

シーズンズ・モール(Seasons Mall)の写真
Bazaar · バザール

シーズンズ・モール

Seasons Mall

IT地区マガルパッタシティ内にある比較的新しいモール。さまざまなショップや飲食店が入り、周辺で働く人々の憩いの場になっている。

エリア
Magarpatta City(Hadapsar)
料金
店による
時間
11:00〜22:00頃
所要
2時間

マガルパッタ散策とあわせて。

香港レーン(Hong Kong Lane)の写真
Bazaar · バザール

香港レーン

Hong Kong Lane

FCロード近くの通りで、輸入雑貨や手頃なアクセサリー(バッグ、スマホケース、サングラス、帽子、財布など)が豊富。特に学生に人気の、賑やかなストリートショッピング。

エリア
Deccan(FC Road近く)
料金
小物 ₹100〜
時間
昼〜夜
所要
1時間

値切り交渉も楽しんで。FCロード散策とセットで。

マハトマ・フーレ・マンダイ(Mahatma Phule Mandai)の写真
Bazaar · バザール

マハトマ・フーレ・マンダイ

Mahatma Phule Mandai

旧市街の歴史的な市場(別名シヴァージー・マーケット)。野菜、果物、乾物、スパイスが所狭しと並び、地元の暮らしを垣間見られる。ゴシック風の市場建物そのものも見どころ。

エリア
旧市街(Shivajinagar寄り)
料金
市価
時間
朝〜夕
所要
1時間

活気ある生鮮市場。歴史的建築を見上げながら。

ニーラム(Neelam)の写真
Bazaar · バザール

ニーラム

Neelam

ステンレス食器、圧力鍋、キッチン用品全般が揃う店。マハーラーシュトラの家庭で使われる調理道具や器を、みやげに探すのにうってつけ。

エリア
旧市街ほか
料金
品による
時間
11:00〜夜
所要
30分

ターリー用の銘々皿や小鉢は軽くて実用的な土産。

ドラブジーズ/ネイチャーズ・バスケット(Dorabjee's / Nature's Basket)の写真
Bazaar · バザール

ドラブジーズ/ネイチャーズ・バスケット

Dorabjee's / Nature's Basket

高級スーパーマーケットの部類で、食料品や日用品の買い出しに便利。輸入品やオーガニック商品に力を入れる店舗もあり、滞在中の調達に重宝する。

エリア
Camp ほか市内
料金
店による
時間
10:00〜夜
所要
30分

グルメ章の老舗パルシー料理店「ドラブジー・アンド・サンズ」とは別の系統。

スター・バザール(Star Bazaar)の写真
Bazaar · バザール

スター・バザール

Star Bazaar

果物・野菜・食品から家庭用品、スパイスまで幅広く揃う一般的なスーパーマーケット(TATA系)。日常の買い出しに便利。

エリア
市内各所
料金
市価
時間
9:00〜22:00頃
所要
30分

まとめ買いや日用品の調達に。

シンハガド砦(Sinhagad Fort)のイメージ(AI生成)Editor's Pickイメージ
Nature · 自然・郊外

シンハガド砦

Sinhagad Fort

市南西30km、標高約1,300mの山上に残るマラーターの山城。「獅子の砦」の名は1670年の決死の奪還戦に由来する。雨季は雲海、冬は澄んだ展望。山上屋台のピトラ・バークリーが登頂の褒美。

エリア
市南西郊外(車で約1時間)
料金
車両料 二輪₹20/四輪₹50
時間
5:00〜18:00目安
所要
半日

麓のドナジェ村から徒歩登山も可(往復2〜3時間)。雨季は足元注意。

ムルシー湖(Mulshi Lake)のイメージ(AI生成)イメージ
Nature · 自然・郊外

ムルシー湖

Mulshi Lake

市西方およそ35〜50kmのダム湖。サヒヤードリの山なみに囲まれ、モンスーン期は霧と滝と苔色の丘が織りなす、州内屈指のドライブ絶景となる。

エリア
ムルシー郡(車チャーター推奨)
料金
無料(施設利用は各リゾート)
時間
日中(9:00〜18:00目安)
所要
半日〜1日

公共交通は不便。終日チャーターでタムヒニ・ガート峠と組み合わせを。

ロナバラ&カールラー石窟(Lonavala & Karla Caves)のイメージ(AI生成)イメージ
Nature · 自然・郊外

ロナバラ&カールラー石窟

Lonavala & Karla Caves

北西65km前後の高原保養地。雨季の滝と展望台、そして紀元前2世紀に遡るカールラー・バージャーの仏教石窟寺院。名物菓子チッキ(ナッツ飴)も忘れずに。

エリア
ムンバイ方面へ日帰り圏
料金
石窟 少額(現地確認)
時間
日帰り
所要
1日

鉄道でもアクセス可。カールラー石窟のチャイティヤ窟は圧巻。

ラジブ・ガンディー動物園(Rajiv Gandhi Zoological Park)のイメージ(AI生成)イメージ
Nature · 自然・郊外

ラジブ・ガンディー動物園

Rajiv Gandhi Zoological Park

市南部カトラジの動物園+蛇園。ベンガルトラやヒョウ、コブラ類を飼育し、家族連れの定番。園内は広く、電動カートも走る。

エリア
Katraj(市中心から約8km)
料金
外国人 ₹100
時間
9:30〜17:00頃・水曜休
所要
2〜3時間

水曜休園に注意。朝の涼しい時間が動物も元気。

※ 料金・営業時間は2026年7月時点の調査に基づく目安です。改定が頻繁なため、訪問前に公式情報をご確認ください。

The Maharashtrian Table

マハーラーシュトラの食卓

名物店めぐりの一歩先へ——雑穀と豆が支える、この土地の日々のごはんを知る一章。

雑穀が主役の食卓

名物グルメの陰に、マハーラーシュトラの日々の食卓がある。主役はジョワール(モロコシ)やバジュラ(キビ)といった雑穀。粉に挽いて焼く素朴なパン「バクリ」とチャパティ、米、そしてダール(豆カレー)が食事の骨格をつくり、ピクルスやチャツネ、ヨーグルトが脇を固めます。

スパイシーで風味豊か——けれど毎日食べて飽きない。それがこの土地の家庭料理です。

Home Cooking — 家庭料理八選

ターリーピット(Thalipeeth)

— 01 —

ターリーピット

Thalipeeth

数種の穀物の粉を混ぜて焼く、スパイシーなパンケーキ。バターやヨーグルトを添えて。

朝食・軽食

バタタ・ポーハ(Batata Poha)

— 02 —

バタタ・ポーハ

Batata Poha

干し米を水で戻し、ジャガイモとともに炒めた一皿。プネの朝はここから始まります。

朝食の定番

ピタラ・バクリ(Pithla Bhakri)

— 03 —

ピタラ・バクリ

Pithla Bhakri

ひよこ豆粉の濃厚なカレー「ピタラ」を、ジョワール粉のパン「バクリ」で。素朴な滋味。

日常の食卓

ワラン・バート(Varan Bhaat)

— 04 —

ワラン・バート

Varan Bhaat

シンプルなダール(豆スープ)をごはんにかけ、ギーをたらして。家庭の味の原点。

日常の食卓

アムティ(Amti)

— 05 —

アムティ

Amti

酸味と辛みのバランスが身上の、マハーラーシュトラ流の豆カレー。

日常の食卓

マトキ・ウサル(Matki chi Usal)

— 06 —

マトキ・ウサル

Matki chi Usal

モスビーンズ(ケツルアズキ)の煮込み。ドライからウェットまで幾つもの顔を持ちます。

日常の食卓

アルー・チ・ワディ(Alu chi Wadi)

— 07 —

アルー・チ・ワディ

Alu chi Wadi

サトイモの葉にスパイス生地を塗って巻き、蒸してから揚げ焼きに。手仕事の前菜。

軽食・前菜

プーラン・ポーリ(Puran Poli)

— 08 —

プーラン・ポーリ

Puran Poli

チャナダールとジャガリの甘い餡を包んで焼く祝いのパラタ。祭りの章にも登場します。

祝い事

Where to Eat — 食べる場所の使い分け

レストラン

Restaurant

各料理の専門店。特別な日や、新しい料理に挑戦したい日に。

スナックセンター

Snack Centre

朝食・軽食向けの気軽な店。ポーハやワダ・パウはここで。

メス/カナワル

Mess / Khanaval

学生や働く人の「外食の家庭料理」。チャパティかバクリにサブジ、ダルライス。財布に優しい日常食。

屋台

Street Food

パニプリ、サモサ、ドーサ……路上の名脇役たち。加熱したての一品を選んで。

ホテル

Hotel Dining

食事付きの宿泊プランも一般的。予算に応じて幅広く選べます。

Chai O'Clock — チャイの時間

街のリズムは、午前10時と午後3時のチャイの時間が刻んでいます。昼はターリー、午後はサモサやバジ——お腹と相談しながら、この波に乗ってみてください。

※ 屋台や食堂を利用する際の衛生の注意は「旅の知恵」章の「衛生・健康」をご覧ください。

Festivals

祭りの街プネ

ガネーシャ祭からディワリまで——暦がひとめぐりする間に、街は何度も祝祭の色に染まります。祭りごとの「食卓」まで、まるごと味わうための一章。

Festival Calendar — 祭りの暦

  1. 3月ホーリー
  2. 8–9月ガネーシャ祭
  3. 9–10月ダシェーラ
  4. 10–11月ディワリ
金色に輝くガネーシャ神像を祀る豪奢な祭壇
通りを埋め尽くすガネーシャ祭の行列
赤いターバンを巻き、太鼓を打ち鳴らす担い手

— 祭 01 —

Ganesh Chaturthi

ガネーシャ祭

8月〜9月「Ganpati Bappa Morya!」
いわれ
1600年代に始まり、いまは家庭でも街頭でも祝われるプネ最大の祭り。ガネーシャは富・科学・知識・知恵・繁栄を司る、象の頭を持つ神さまです。
街のようす
祭りの間、街には朝から晩まで大音量のマントラが響き、あちこちで「Ganpati Bappa Morya Mangal Murti Morya」の掛け声が聞こえてきます。
プネでは
中心部にはガネーシャ寺院が多く、期間中は大変な混雑に。図鑑掲載のダグドゥシェス・ガネーシュ寺院はその筆頭です。

Festive Table

祭りの食卓

蒸したての白いモダック
蒸したての白いモダック
  • 蒸しモダックUkadiche Modak

    米粉の生地でココナッツ餡を包んで蒸す本命。生地が繊細で、もっとも難しい作り方とされます。

  • ラバ・モダックRava Modak

    セモリナ粉で作り、型を使って成形する手軽な一品。家庭で気軽に作られます。

  • 揚げモダックFried Modak

    アタ粉(全粒粉)の生地で包んで揚げた、カリッとクリスピーなモダック。

真鍮の盆に並ぶ色とりどりの色粉とタンダーイ
色粉に染まった両手
色を掛け合うホーリーの群衆

— 祭 02 —

Holi

ホーリー

3月頃「色の祭り」
いわれ
冬の終わりと春の訪れを祝うお祭り。悪を焼き払い、新しい季節を迎えます。
街のようす
当日は年齢を問わず、色粉を塗り合ったり色水を掛け合ったり。街じゅうが色に染まる一日です。汚れてもよい服で参加を。

Festive Table

祭りの食卓

素焼きのカップに注がれたタンダーイと花びら
素焼きのカップに注がれたタンダーイと花びら
  • タンダーイThandai

    ナッツとスパイスをミルクに合わせた、北インドで人気の冷たい飲みもの。暑気払いの一杯として親しまれています。

  • プーラン・ポーリPuran Poli

    チャナダール(ひよこ豆)とジャガリ(含蜜糖)の甘い餡を包み、ギーで焼き上げた甘いパラタ。マハーラーシュトラの祝い事に欠かせません。

  • グジヤGujiya

    コーヤ(濃縮ミルク)とナッツを包んで揚げた、半月型のお菓子。

ラーマ王子や神々に扮した役者たち
炎に包まれる魔王ラーヴァナの巨大な像
アプタの葉と灯明、マリーゴールドの供え

— 祭 03 —

Dussehra

ダシェーラ

9月〜10月頃「ナヴァラトリ最終日」
いわれ
ラーマ王子が、妻シータを誘拐した10の顔を持つ魔王ラーヴァナに勝利したことを祝う祭り。「善が悪に勝つ」ことの象徴です。
街のようす
9夜つづく祭り「ナヴァラトリ」の締めくくりの日。家庭ではごちそうを囲み、勝利と実りに感謝します。

Festive Table

祭りの食卓

サフラン香るマンゴーのアムラカンド
サフラン香るマンゴーのアムラカンド
  • バサンディBasundi

    ミルクを煮詰めてドライフルーツを加えた、濃厚でクリーミーなデザート。

  • プーラン・ポーリPuran Poli

    ホーリーと同じく、祝い事の定番。甘い餡入りのパラタです。

  • カンダ・バジKanda Bhaji

    玉ねぎに衣をつけて揚げたスナック。雨上がりのチャイのお供にも人気。

  • プーリー・バジPuri Bhaji

    揚げパン「プーリー」とジャガイモのウェットサブジの、定番の組み合わせ。

  • アムラカンドAmrakhand

    水切りヨーグルトの甘味「シュリカンド」にマンゴーを合わせた一品。

  • ベジ・プラオVeg Pulao

    米と野菜をスパイスとハーブで炊き込んだ、香り高いごはん。

両手に包まれて灯るディヤ(オイルランプ)
夜の街を彩るランタン(アカーシュカンディール)
ランゴリとともに並ぶ無数の灯明

— 祭 04 —

Diwali

ディワリ

10月〜11月(ヒンドゥーの新年)「光の祭典」
いわれ
ラーマ王子が悪を打ち倒し妻と帰還したとき、人々が道中をランプで照らして歓迎した——それがディワリに灯りを灯すいわれです。
街のようす
家庭や店先、公共施設に「ディヤ」と呼ばれる小さなオイルランプが並び、夜には花火が上がります。菓子を手作りして贈り合う季節でもあります。

Festive Table

祭りの食卓

灯明とともに盛られたラドゥ
灯明とともに盛られたラドゥ
  • モティチュール・ラドゥMotichoor Ladoo

    ベサン粉(ひよこ豆粉)の小さな揚げ玉をシロップに絡め、団子状に丸めたラドゥ。

  • ベーサン・ラドゥBesan Ladoo

    ベサン粉・ギー・砂糖で作る、おそらくインドでいちばん人気のラドゥ。

  • シャンカルパリShankarpali

    手軽に作れて、サクサク香ばしいひと口クッキー。

  • カランジKaranji

    ココナッツ・砂糖・ナッツを詰めて半月型に成形し、揚げたお菓子。

  • アナルサAnarsa

    米・ジャガリ・ポピーシードで作る揚げ菓子。米を3日間も水に浸す、手間ひまの結晶。

  • チャカリChakli

    ブレンドした粉とスパイスの生地を、専用の器具で渦巻きに絞り出して揚げる伝統菓子。

※ 祭りの日程はヒンドゥー暦に基づくため、年によって前後します。渡航前に当年のカレンダーをご確認ください。

Learning Ayurveda

アーユルヴェーダを学ぶ街

本誌だけの視点——プネは、伝統医学アーユルヴェーダを本場で学び、体験できる街でもあります。

プネは観光の街であると同時にアーユルヴェーダを本場で学び体験できる街でもあり、本誌の編集部が2018年に初めてこの地を訪れたきっかけもワゴリのパンチャカルマ病院で、市の東西には性格の異なる2つの拠点があります。

BSDTパンチャカルマ・ホスピタルの外観

— 拠点 01 —

BSDT's Ayurveda Hospital

BSDTパンチャカルマ・ホスピタル

滞在型(入院)運営母体のトラストは1954年設立

約63エーカーの敷地に、アーユルヴェーダ病院と西洋医学病院、寺院、薬局、牛舎、オーガニック農地までが同居する複合施設。「バラティヤ・サンスクリティ・ダルシャン・トラスト」が運営し、脈診で知られる医師のもとへ国内外から医学生も学びに訪れます。

プログラム
パンチャカルマは最短2週間から、ウェルネス滞在は最短1週間から。
滞在のかたち
医師が常駐し、毎日の回診とアーユルヴェーダの原則に基づいた専用食。
申し込みの流れ
問診票の記入とビデオ面談(約15分)で適否を確認してから、ご自身で渡航の準備を進めます。
ことば
現地の人が入院する階もありスタッフはマラーティー語のみの人も多い。ドクターは英語OK。

ワゴリ(Wagholi)— 市の東 / 市内(デカン・ジムカーナ)から約20km

Vishwashanti Dham, Kesnand Rd, Wagholi, Pune 412207

日本語での詳しい紹介はこちら

アーユルヴェーダグラムの外観

— 拠点 02 —

Ayurvedgram

アーユルヴェーダグラム

通い型クリニック(滞在パッケージあり)2017年開設

「癒しと健康をひとつの場所で」を掲げる通い型クリニック。大きな窓から光が入る開放的な空間の奥に、静かなトリートメントルームが並びます。脈診・処方から、アビヤンガやシローダーラなどの単発トリートメントまで、旅程に合わせて選べるのが持ち味。

プログラム
パンチャカルマは10〜14日が望ましいとされ、食事・宿泊・⁠送迎のセットパッケージも。
食事
プログラムでの食事は滞在中の体に合わせ、スパイス控えめに調理されます。
学び
国外の生徒向けセラピストコースを開講。館内の「アーユルヴェーダモール」で製品も買えます。
ことば
英語、ヒンディー語、マラーティー語が通じる。

バネール(Baner)— 市の西 / 市内(デカン・ジムカーナ)から約10km

High Street, Baner - Pashan Link Rd, Baner, Pune, Maharashtra 411069

日本語での詳しい紹介はこちら

約10km約12km約20km約4kmアーユルヴェーダグラムBANER · 西BSDTホスピタルWAGHOLI · 東プネ空港サマディ市内中心(デカン・ジムカーナ)HOTEL SHREYAS 起点NPUNE — TWO AYURVEDA BASES · 模式図(縮尺は概略)
西のバネールと東のワゴリ——2つの拠点は市内を挟んで反対方向にあります。位置関係は模式図で、道路・縮尺は実際と異なります。

距離の目安

ホテルシュレーヤス(Deccan Gymkhana)から

市内サマディ(Somwar Peth)
4km
アーユルヴェーダグラム(Baner)
10km
プネ国際空港(Lohegaon)
12km
BSDTホスピタル(Wagholi)
20km

移動は配車アプリが確実。ワゴリへは渋滞込みで車40〜60分をみておくと安心です。

※ 滞在・施術の適否は現地医師の問診・診断によって判断されます。持病のある方は、渡航前にかかりつけ医にもご相談ください。

インドでパンチャカルマを受ける流れはパンチャカルマ滞在の流れで、費用の目安とあわせて解説しています。

募集中— Now Open —

2026年10月10日、プネへ

本誌6章で紹介しているアーユルヴェーダグラムに滞在する、少人数(定員10名)の パンチャカルマ・プログラムです。現地は10月11日〜24日の14日間。

航空券・ビザ・旅行保険はご自身でご用意いただきます。参加の可否は現地医師の問診によって判断されます。

Practical Notes

旅の知恵

アクセス、季節、移動、お金——出発前に読んでおきたい実用ページ。

ムンバイからの行き方

列車(おすすめ)
ヴァンデ・バーラト急行で最速約3時間5分(₹655〜1,360)。名物特急デカン・クイーンは約3時間半。CSMT駅発、予約はIRCTC公式か旅行アプリで。
車・タクシー
ムンバイ・プネ高速道路経由で約3〜3.5時間。配車系インターシティで₹1,400〜2,500目安+通行料。空港から直行チャーターも一般的。
バス
政府系Shivneriや民間ボルボが頻発。4〜5時間、₹400〜800目安。
飛行機
日本からはムンバイ経由(陸路移動)またはデリー等での国内線乗継。プネ空港(PNQ)は市中心から約10km。

ベストシーズン

10月〜3月
ベストシーズン。日中20〜30℃、朝晩10〜15℃と快適。特に11〜1月が最良。
6月〜9月(雨季)
降雨は多いが涼しく、シンハガド砦やムルシー湖など郊外の緑が一年で最も美しい。傘必携。
3月〜6月上旬(夏)
最高38〜42℃の酷暑。観光は朝夕に限定を。
標高560mの高原
同じ緯度のムンバイより乾燥し、朝晩は涼しい。羽織りものが一枚あると安心。

市内の移動

オートリキシャ
公定運賃は初乗り1.5km ₹31、以降₹23/km(2025年改定)。メーター使用を必ず確認、拒否されたら別の車へ。
配車アプリ
Uber/Ola/Rapidoが広く使える。行き先と料金が事前確定するので旅行者はこれが最も安心。
メトロ
2路線が営業中(₹10〜35)。IT地区ヒンジャワディへの3号線は2026年に段階開業中。
路線バス
網は広いが混雑・遅延多め。旅行者はリキシャか配車アプリ推奨。

お金とSIM

現金
地元決済はUPI(QRコード)が主流だが外国人は原則使えない。老舗や屋台は現金のみが多く、小額紙幣を多めに。
カード
中級以上の店・ホテルでは国際ブランドが広く使える。ATMは市内に多数。
SIM
Airtel/Jioのプリペイドが定番(30日・₹300〜350目安)。パスポート原本+ビザ+顔写真が必要。日本で買えるeSIM(Airalo等)も手軽。
両替
空港での到着時両替か、Camp・Deccan周辺の公認両替商で。

電源・通信

電圧・プラグ
インドは230V・50Hz。コンセントはC/D/M型(丸ピン)。変換プラグと、機器が対応電圧かを出発前に確認しましょう。
Wi-Fi
ホテルやカフェで使えますが不安定なことも。大事な連絡はモバイル回線を確保しておくと安心です。
WhatsApp
インドではLINEよりもWhatsAppが主流です。現地の人と連絡先を交換したい場合はWhatsAppをインストールしておきましょう。
停電・充電
停電が起きることもあるため、モバイルバッテリーを持っておくと心強いです。

ことばと文化

言語
公用語はマラーティー語。ヒンディー語はほぼ全域で通じ、教育都市ゆえ英語も観光の場で広く通用する。
表記
店名・住所はローマ字表記をメモしておくと、リキシャや配車アプリでの移動が格段に楽。
姉妹都市
プネは岡山市と友好都市。日本庭園「プネ・岡山友好庭園」はその象徴。
マナー
寺院での作法や日々のふるまいは、別章「エチケット・旅の心得」にまとめています。

Etiquette

エチケット・旅の心得

衛生と安全、そして寺院や暮らしのマナー——現地の文化に敬意を払えば、旅はもっと心地よくなります。

衛生・健康

飲料水
必ず未開封の市販ミネラルウォーターを。屋台や食堂の生水・ピッチャーの水・氷は避けましょう。
食事
衛生管理のしっかりした店で、十分に加熱されたものを。おなかが弱い場合は屋台食は控えめに。
手洗い
食事前は必ず手を洗い、アルコール消毒液やウェットティッシュを携帯すると安心です。
辛さ・水分
インド料理は辛く油分も多め。少量ずつ試し、暑さと下痢に備えてこまめに水分補給を。
蚊・野犬
デング熱・マラリア対策に虫よけと長袖を。野犬にはむやみに近づかず、噛まれたらすぐ受診を。

安全・防犯

貴重品
プネは比較的治安が良い街ですが油断は禁物。財布・スマホは混雑地で厳重に。撮影中は狙われやすいので注意。
詐欺・強盗
親しげに近づき甘い話や寄付を持ちかける人に注意。勧められた飲食物は安易に口にしないこと。
女性の単独行動
女性の一人歩き、特に夜間の外出はできるだけ避けましょう。
ホテル
事前予約し、極端に安い宿は避ける。室内でも貴重品の管理を忘れずに。

寺院・信仰の場のマナー

入場の作法
寺院では靴を脱いで素足になるのが一般的。静かに行動しましょう。
服装
肩や膝が隠れる控えめな服装を。宗教的な場では特に配慮を。
女性への配慮
生理中はプージャ(礼拝)やサマディへの入場を控えるのが習わしです。
写真撮影
人や寺院、家庭を撮影する前には必ず許可を取りましょう。

あいさつと所作

あいさつ
両手を合わせて「ナマステ」と挨拶するととても丁寧です。
右手を使う
食事・支払い・物の受け渡しは右手で。左手は不浄とされる場面があります。
パーソナルスペース
人との距離が近い文化ですが、周囲に気を配り礼儀正しく。
公共の場
キスや抱擁など公共の場での愛情表現は避けるのが無難です。
室内での靴
家庭や小さな店では靴を脱ぐ習慣も。周囲を見て判断しましょう。

ジェスチャーと表現

首を振る
首を左右に傾ける仕草は「はい・了解」の意味。戸惑っても否定ではないので落ち着いて。
足に注意
足の裏を人や神像に向けたり、足で物を指し示したりしないようにしましょう。
頭に触れない
子どもであっても頭は神聖とされます。むやみに触れないのがマナーです。
指さし
人を指で指さず、手のひら全体で示すとより丁寧です。

食事と心構え

食事マナー
食事はホストの合図で始めましょう。手やバナナの葉で食べる伝統的な場も。周囲に合わせて。
時間感覚
インドの時間はややおおらか。ローカルの交通や待ち合わせは、少しの遅れにも寛容に。
文化への敬意
プネは伝統と現代が混ざり合う街。土地の文化と習慣に敬意を持てば、心温かい歓迎を受けられます。

※ 本ページは一般的な注意点をまとめたものです。体調や現地の指示に応じて、無理のない範囲でお過ごしください。

My Shiori

旅のしおり

図鑑で「しおりに追加」したスポットが、ここに一冊にまとまります。ブラウザに保存されるので、次に開いたときもそのまま。

Your shiori is empty.

まだ何も入っていません。プネ図鑑で気になるスポットの「+ しおりに追加」を押すと、ここに自分だけのしおりができます。

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PUNE FIELD GUIDE · MAHARASHTRA ·P

A Glimpse of Pune

本誌の情報は2026年7月時点の調査に基づきます。入場料・営業時間・交通情報は変動します。 ご旅行前に必ず公式情報をご確認ください。 「イメージ」表記の画像はAI生成によるもので、実際の景観・料理とは細部が異なる場合があります。

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